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TAKAさんの毎日が発見・ブログ
アマチュア無線の機器製作を中心にした日常の活動記録です (by Taka JA2GRC、このブログはFC2_BLOGを使わせていただいてます。)
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PMT proj その15
 チョークコイルに二次巻き線を追加した物が調子良さそうなので、実験を続けることにしました。



こちらに、PMT proj 関連記事の目次が有りますので、他の記事もご覧ください。


 巻き線比が足りないならばと、ちょっと乱暴ですが、一次側と二次側を逆に繋いでみました。 そうしたら、なんだか、これでもちゃんと動作しています。

 元々、一次側のインダクタンスは適当に決めた物で、色々な資料を見ていたら、どれも、適当な値なので、「そこそこ」の値と言うことで100μHにしただけで、特別、意味のある数値ではありません。 ただ、色々試してみて、このインダクタンスは、どうも、減衰振動の周期に効いて居るような感じです。 その辺りを解説してある資料があると理解が深まるのですが、今のところ見あたりませんね。

 さて、とりあえず、入力パルス幅は実験の標準値である6.2μSに戻して実験を続けます。 一次側と二次側を逆に繋ぐと、当然ながら巻き数比が逆になりますので、電圧も高めに出てきます。 ただ、どうも、それだけではないような感じもします。

120503_pmt_proj_92.jpg

 この状態での二次側の波形です。 全体に高めのパルス波高になっていますが、更に減衰振動の出方が違ってきています。 少し高めなのと、減衰振動波が2つ重なったようにも見えます。 更に周期も1μS強とかなり高い周波数になってきています。 ほぼ1MHzです。 インダクタンスが小さくなったので低くなるのは当然として、結構、高い周波数ですね。 それと、2つの減衰振動が重なったように見えるのは何なんでしょうかね? 一次側と二次側の相互誘導の影響なんでしょうか?

120503_pmt_proj_93.jpg

 入力パルス幅を増やしてみましたが、前のようには電圧は変わらないですね。

120503_pmt_proj_94.jpg

 出力波形を見てみると、減衰振動の下がり方が速いですね。 パルス幅が6.2μSの時は30μS程もあったのですが、パルス幅が10.1μSになると20μS程度に短くなっていますね。 パルス幅が長い程、エネルギーが沢山注入されているように思うのですが、そうではないようですね。

120503_pmt_proj_95.jpg

 試しに、パルス幅を2.4μSにしてみましたが、余り出力電圧は変わりません。 今までの実験では、入力パルス幅をここまで狭くすると、大体は電圧が下がってきたのですが。 パルス幅が狭くて良いと言うことは、「入力エネルギーが少なくて良い」=「効率が良くなる」と考えて良いのでしょうかね?

120503_pmt_proj_96.jpg

 出力側の信号を見てみると、先ほど出ていた重なったような減衰振動波形でなく、重なりもなく綺麗な減衰振動波形です。 しかも、減衰振動の長さが長くなって40μS程にもなっています。 これは良い傾向なんでしょうかね? この辺りが、なかなか良く理解できません。 最初のパルスは210V P-P程もあります。

120503_pmt_proj_97.jpg

 なかなか、良い感じなんですが、減衰振動の周期がこんなに高くて良い物なんでしょうかね?

 まあ、これ、調子良さそうなので、これで、負荷なんかを変えたら、どうなるか、調べてみますかね? あと、頼んでいたPチャネルパワーMOSFETが手に入ったので、トランスを使わない負電圧のチョッパ型DC-DCも試してみたいですね。
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